Tokyo Arthritis Clinic

東京リウマチクリニック

リウマチ・関節疾患専門(旧自由が丘整形外科)

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MRIによる精密な膝関節診断

膝関節MRI検査

膝関節の正常なMRI画像

軟骨の減っていない正常の両膝立位レントゲン画像(50代女性)です。

上下の関節の間隔は、通常4~6mmあります。この隙間は、空洞になっているわけではありません。

上下の骨の表面を覆っている軟骨の厚みを表しています。

この隙間のあき具合から残った軟骨の厚みを推測しているわけです。

MRIを撮ると、残っている軟骨の厚みをはっきりと眼で見ることができます。

正常XP

黄色が骨の表面をコケのように覆っている関節軟骨です。骨が黒く写っているのに対し、灰色に写ります。

青い三角形の部分は、半月板です。

焼き鳥屋さんで食べるコリコリした軟骨焼きはこの半月板と同じものです。

正常膝MRI画像

MRIによる精密な膝関節診断2

変形性膝関節症(OA)のMRI画像

変形性膝関節症のレントゲン画像です。立った状態で撮影しています 。

体重をかけて撮影することで、両膝の内側の間隔が狭くなり、軟骨がなくなっていることがわかります。

その結果、O脚になっています。

このぐらい軟骨が減ってしまうと自動車が、タイヤなしでホイールむき出しで走っているようなものです。

この状態では、常時強い痛みが続くことになります。

変形性膝関節症XP

同じ患者さんの右膝MRI画像です。

外側は、上下の骨の表面を灰色の軟骨が覆っている(白い矢印側)のに対し、内側は骨と骨の間に何もなくなっています。

関節の間が真っ白く写っているのは、水があるためです。

変形性膝関節症MRI

MRIによる精密な膝関節診断3

膝関節骨壊死症(ON)のMRI画像

大腿骨(上の骨)の表面にわずかなへこみがあるのがわかります。

症状は、膝の内側の激痛です。

夜間に痛みが強いことも特徴です。

骨壊死は、骨に栄養を送る細い血管のつまりによって起こります。

小さなものであれば、半年ほどで自然に治ることも期待できます。

しかし、骨の一部が傷んで潰れてしまうと、手術以外では痛みは取れません。

初期骨壊死XP

右膝のMRIを撮ってみると、骨壊死がはっきり確認できます。

病変がさらに、はっきりわかります。

赤丸の囲っているところが、レントゲン画像で関節面がへこんでいる場所です。周りの骨の信号に比べ、水の信号に変化しています。

初期骨壊死 MRI

さらに進行している骨壊死症の画像

左膝のMRI検査をしてみると、2ヵ所骨壊死している部分がはっきりわかります。

このかたも、結局UKA手術を行い、痛みがなくなりました。

骨壊死 MRI 進行例

骨壊死(膝関節骨軟骨下骨折=SIF=subchondral insufficiency fracture)と変形性膝関節症の関係

中高年になると(ホルモンの関係でとくに女性は) 上下の骨の間にあり、クッションの働きをする半月板に亀裂が入り やすくなります。(半月板変性断裂 圧倒的に内側半月後方1/2に多い)

半月板に亀裂がはいると、上下の骨がスムーズにかみ合わなくなり、何かの拍子にギシッとなり骨にレントゲンではわからない程度のひびがはいることがよくあります。(膝関節軟骨下微小骨折= subchondral micro fracture)

  1. MRIでしか診断がつかない。

レントゲンでは、治ったものが骨硬化像として痕跡を残す。

  1. 大腿骨内側関節面にもっとも多くみられる。次に脛骨内側関節面。
  2. 範囲が小さければ自然治癒する(3か月から12か月程度かけて徐々に)
  3. 範囲が大きいと治りきらずに関節面が陥凹することがある。または、骨軟骨片が遊離し、その奥に空洞を形成する場合もある。
  4. 上記の経過をたどるようなケースは、いままで膝関節特発性骨壊死症(SPONK= spontenious osteonecrosis of the knee)と呼ばれてきた。原因が不明とされてきた。(現在も慣習的に骨壊死と呼ぶが正確には微小骨折であることがコンセンサスになりつつある)
  5. 原因はほとんどのケースが内側半月の変性断裂にともなうもので、その意味で特発性ではなく2次性といえる。
  6. 内側半月変性断裂のなかでも、特に後角・後根部断裂(MM PRT=MM posterior root tear)にともなうものが多い。のタイプの半月断裂はMRIをとっていてもみのがされやすく、また、手術による再建も容易ではない。(詳しくはMM PRTの項を参照
  7. 骨粗しょう症のない壮年期(40歳代から60歳代)にも頻繁に起こる病態なので多くは脆弱性骨折とはいえない。

変形性膝関節症が進むと、軟骨が減るだけではなく、その下にある骨まで傷んで変形してくるのはこういうメカニズムが働いています。

エビデンス

【大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折-膝を含めて】山本卓明 岩本幸英 臨床雑誌整形外科Vol.65 No.8

【軟骨下脆弱性骨折】山本卓明 岩本幸英 臨床画像Vol.31,No.3,2015

骨壊死 UKA手術後XP

MRIによる精密な膝関節診断4

膝に限局したリウマチ

とくに、女性で両膝に繰り返し水がたまる場合、「隠れリウマチ」が疑われます。

一見、変形性膝関節症と同じように、左膝の変形が強く見えます。

隠れリウマチ XP

リウマチのMRI画像

左膝のMRI検査を撮ってみると、内側側副靭帯(緑の矢印)の裏側などの滑膜が肥厚しています。(橙色の部分=滑膜炎)

また、骨の中にも一部炎症変化がみられます(骨髄浮腫)。

隠れリウマチ MRI

膝の手術

UKA手術の特徴

UKA手術

UKA手術(部分置換術)は、従来の人工関節術(TKA:全置換術)に比べて、

  1. 出血量が少ないため、自己血も輸血も不要
  2. 出血量100~200ml感染、肺塞栓症などの重大合併症が圧倒的に少ない。
  3. 傷が小さく骨切除量も少ないため、回復が早い。

などの特長があり、長期的にも20年以上の実績のある手術です。

変形性膝関節症で、O脚だった両足が、UKA手術によって、真っ直ぐに矯正されています。

UKA手術とは

OxfordR Meniscal Kneeは、十字靱帯の機能を有効に活用し、膝関節の安定性と運動性の回復を可能としました。

また、メニスカル・ベアリングを採用することで、全可動域にわたって完全な適合性と関節の接触面積を維持することにより、ポリエチレン磨耗や破断を最小限にするように設計されています。

このメニスカル・ベアリング(モバイルベアリング)の考えは1974年、 英国Oxford大学の John Goodfellow と John O'Connorにより世界で始めて、提唱され、特許権を取得されています。

バイオメットホームページ Knee Productsより

UKA手術模型

TKA手術模型

※MRI画像(1.5テスラ)は、当院で撮影された画像ではありません。

足趾の手術

リウマチ母趾変形・外反母趾手術

両母趾とも、強い変形が見られますが、手術後は、母趾も真っ直ぐに矯正されています(下の画像)。

外反母趾手術は、傷は約2.5-3cm手術時間は30分。(両側の場合は1時間ほど)出血はほとんどありません。手術翌日には歩くことができます。入院期間は片足で1週間、両足で2週間です。

この手術法は、母趾の骨切り後の固定に、骨のなかに埋め込んでしまう、チタン製のスクリュー(Acutrak Screw,USA)を使用することにより、簡便で安全な治療を確立しています。

外反母趾 BEFORE AFTER

外反母趾手術

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