東京関節・リウマチ科医院

自由が丘整形外科

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膝の痛みと膝関節骨壊死症

膝関節骨壊死症とは

患者さんの膝の痛みの原因として、膝関節骨壊死があります。昨今、増加傾向にあります。(最近、膝のMRIを取られる機会が増えたため、発見される率が高くなっていることがおおきいと思われますが。)

膝の軟骨が減ってしまうために痛みが出るとされる「変形性膝関節症」は今までよく知られていましたが、膝関節の骨壊死は大きなものから小さなものまで含めるとかなり多いことが最近わかってきました。変形性膝関節症と骨壊死は別の疾患と考える必要はありません。

膝の変形性関節症が進行する過程で、ごく小さな骨壊死(実際には軟骨化骨挫傷=ヒビのようなもの)はしょっちゅう起こっては治るということをくりかえしているのです。

そのなかで、治りきらないぐらい広範囲におこったものを「骨壊死」と呼ぶのが実態に適した表現だといえるでしょう。

最近では小さなものから本格的な骨壊死まで含めて、BML(bone marrow lesion)と総称するようになっています。

画像所見は MRIによる精密な膝関節痛診断 をご覧ください。

初期骨壊死XP

膝関節骨壊死の原因

以前は、ステロイド大量投与に続発する股関節の大腿骨頭壊死と同様、血管の閉塞などが原因と推測されていました。

最近の多くの研究の結果、膝関節骨壊死の本質は軟骨下骨挫傷による二次性におこる骨壊死であろうと考えられるようになりました。

その有力な証拠は、膝の骨壊死とされる大半の症例で、内側半月の損傷をともなっていることです。

半月板の亀裂や「ずれ」のために膝の上の骨と下の骨がギシッとこすれあい骨の表面にひびがはいるというのが大半の膝関節骨壊死の原因だと私たちは考えています。

副腎皮質ホルモンの大量投与に続発する膝関節骨壊死症は半月板の損傷をともなわないむしろ例外的なタイプなのだというのが私の考えです。

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