自由が丘整形外科の体験談とリウマチと膝関節治療に悩む患者さんの声

両膝の人工関節手術(UKA)を受けて



No.36

2010年2月 両膝の人工関節手術(UKA)を受けて

1.歩けるようになった

この写真アルバムは本年(2010年)1月中旬、奥日光の戦場ヶ原付近の森の中をスノーシューを履いて散策した時のものです。

数年前の自分では想像も出来ない姿です。

私は昨年(2009年)2月5日 都立広尾病院で天本藤緒先生の執刀のもと両膝の人工関節手術(UKA)を受けました。

約1ヶ月の入院の後リハビリとして手術前から続けていた 

(1)地元市のトレーニング室でのストレッチや筋力トレーニング 
(2)温水プールでの水中ウォーキングや水泳 
(3)鍼と指圧で筋肉や腱の調整 を引き続き実施する一方、歩行に自信が出てくるのにあわせて
(4)自宅付近の里山をウォーキングして歩ける距離を徐々に伸ばし 体力をつけるべく励んでまいりました。

また、昔の山仲間が私の膝の回復を知って山へ引っ張り出してくれました事も、歩行の回復に一層のはずみとなりました。

そして奥日光の雪原をスノーシューで歩けるまでに回復したのです。

手術前は自宅より150mほど先のポストまで手紙を入れに行くのすら難儀であった私にとりまして、どんどん歩けて痛みが出ないということ、自由な歩行が取り戻せた事がどんなに嬉しく有難い事か、身にしみて感じております。

2.手術前の状態

私の変形性膝関節症は50歳前後から本格的に現れ出しました。

どなたもが 訴えられる典型的な症状、正座が出来ない、階段の下りが辛い、長く腰掛けていて立ち上がると膝が痛む等の症状で始まり出しました。

若い頃山スキーで骨折したのが引き金となり、もともとO脚であったこともあり、その後の子育て、仕事、老親の介護と自分の体をいたわる暇もない忙しい生活の中で膝関節症が進行して行ったのです。

良いといわれる事はありとあらゆる事に挑戦しました。整形外科での膝への注射、リハビリ、足底板、膝の弾力包帯、杖などなど。けれど、膝の痛みは一向に改善せず、変形が徐々に進行して行きました。

60歳頃からは手術も視野に入れて、受診する整形外科の先生にはどなたにも手術の可能性についてお伺いしましたが、自分にとって決定的な回答を得られぬまま10年が過ぎました。

膝の痛みはますます増して、山に登り自然に親しむどころか、街の中を平らな道を歩くのさえままならなくなってきました。スーパーでの買い物でカートに頼って歩いていても1時間も歩くと、もうとても立っていられなくなり近くの椅子にへたりこんでしまったことが何度もありました。

2人の子供はそれぞれ家庭を持って独立し、自分と主人の両親それぞれを見送って、自分の事に時間が取れるようになったのですが、10年前乳癌の手術を受け、4年前主人が急逝し一人暮らしとなりました。

何処へ行くのも車を使い運動量の少ない、また癌の再発のリスクの高いこの生活では、いつまで生きられるかわからない。いずれ寝たきりになってしまうだろう。我が家で車椅子で過ごせるように自宅のリホームも本気で考え、いつも身近に死を考えている生活になっておりました。

3.手術のきっかけ

そのような頃(2008年3月)息子夫婦が、テレビで膝関節の新しい手術が行われているのを見たと知らせてくれました。私はインターネットで天本先生の自由が丘整形外科に辿りつき、即座に受診いたしました。

「八ヶ岳へでも登れるようになりますよ」との力強い先生のお言葉で手術を決断しました。仕事の都合で手術の予約を10ヶ月後の2009年2月とさせていただきました。「途中で手術を止めたいと思ったら、いつでもキャンセルしてもらって良いですよ。」との天本先生のお言葉も安心材料でした。

4.手術をうける

入院は1回で済ませたいとの思いから両膝同時に手術をしていただきました。

そのため手術時間が長くなり、また、術後2日間ベッドの上で脚が動かせなかった為か、はたまた、私自身のもつ体質由来の為か、術後1週間時点で脚に血栓ができて、それが肺にも飛んでいる事が判明! けれど、広尾病院循環器科の先生方の迅速な対応で一命を取り留めました。

まさに、命がけで得られた自由な歩行です。

5.生きる力

「自分の人生あと何年」との考えから一変して「100歳まで生きるぞ!」になりました。

もちろん膝以外にも様々なリスクが私を襲ってくるでしょうが、今までよりずっと運動量は増え生活習慣病への予防行動が違ってきました。

普通の71歳の体になりました。 

私「人工関節には期限があると友人から忠告されましたが。」 

天本先生「一生もちます! 一生ものです!」

若い頃からの夢である「いつまでも自然に親しんで」、孫たちの成長を見届けるまで 生きて、生きて、生き抜くぞ! 

天本先生本当に有難う御座いました。

謝辞:奥日光の雪原歩きを共にし、写真アルバムの編集をして下さった2人の古い山の先輩に心より感謝いたします。

奥日光紀行

メールにて  伊勢原市  71才 Iさん  女性

院長コメント

すばらしい写真ですね。

Oxford UKA(BIOMET社)は、20〜30年の安定した長期成績が報告されています。

60歳以上の方であれば、普通にいけば一生もつと見込んで手術を行っています。