【関節リウマチと暮らす】骨粗鬆症の予防ってどうするの?知ってほしい3つの重要ポイント!

病態生理や治療に基づくコラム

前回、骨粗鬆症とは何かをお話ししましたが、重要な予防をお伝えしていなかったので、今回は満を持しまして!

骨粗鬆症予防で大切な3つのポイントを説明したいと思います!

その1。

カルシウム・ビタミンD・ビタミンKを摂りましょう。

「骨を強くするためにカルシウムを摂りましょう。」というのは、定番な感じのポイントですね。

なんでビタミンも一緒に摂るの??

と思われた方もいらっしゃると思います。

カルシウムは、腸管(小腸)から吸収されるのですが、実はその吸収率は一番低い栄養素とされています。カルシウムを豊富に含む代表食材の牛乳・乳製品でも40~50%程度、小魚や野菜・海藻からは20~30%程度といわれています。

そこで助けとなってくれるのが、ビタミンDこのビタミンは、腸管からのカルシウム吸収をサポートしてくれます。

『骨を元気にする習慣―日光浴をしよう!』より

そして、ビタミンKの役割は、カルシウムの骨への沈着を促して流出を防ぎます。

なので、ビタミンDとビタミンKを一緒に摂取することで、丈夫な骨を維持することにつながることになります。

その2。

ウォーキングや筋トレをしましょう。

運動が骨粗鬆症の予防につながるの?

と、思われる方もいらっしゃるかと思います。

厚生労働省が発表している情報によりますと、骨に刺激を与えるウォーキング・ウェイトマシンを使用した筋肉トレーニングが効果的、とされています。

骨はその長軸に対して物理的な刺激が加わると、微量の電流が骨に伝わり強さが増すといわれています。

1日に約10分の運動を取り入れると、骨に刺激が加わって、骨粗鬆症の予防に繋がりますよ!

毎日10分も運動できない…。

そんな方にオススメな運動が、かかと落としです!

『クロワッサンonline』より

これを一日3セット(1セット10回)を目安に行うことで、骨密度アップが期待できます。

掃除をしながら、料理をしながら、歯磨きをしながらなどなど、日常生活の中に取り入れることができるので、お試しあれー!

その3。

日光浴をしましょう。

こちらが一番意外かと思われるかもしれませんね。

日光浴は、体の中でビタミンDを作ることを促してくれます。

実は日光を浴びて肌でつくられるビタミンDの量は、食物を摂取して得られる量よりも多いと言われています。

ですので、極端に紫外線を避ける生活はビタミンD不足の原因となります。

夏場だと30分、冬場だと1時間程度、日光浴をすることがオススメです。

日光浴は、日焼けやシミの原因になるから嫌だなぁ…。

と、思われる方も、もちろんいらっしゃいますよね。

ご心配の通り、過剰な日焼けは、シミやしわ、皮膚の病気につながる可能性もあります。

日焼けには十分対策しながら行ってくださいね!

いかがでしたか?

全部を日常生活に取り入れることは難しいかもしれませんが、ちょっとだけ意識してみると良いかもしれません!

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