セカンドオピニオンの受診について
紹介状は不要です。リウマチ治療中、何か疑問に感じられることがあれば気軽にご相談ください。
過去、多くのセカンドオピニオンを受けていますが、次のような相談が一番多いようです。
- だいたい良くなっているがどうしても1箇所の痛みだけがとれず困っている
- リウマチ専門医で治療しているがジリジリと変形が進行しているので心配
- CRP は正常範囲だがまだ痛みがある
- 通院回数や血液検査の回数が多いがもう少し減らせるとよいのですが
- 高額な生物学的製剤(バイオ注射薬)を使っていますが、もう少し医療費を下げられるとよいのですが
準備していただくもの
紹介状は必要ありません。
- お薬手帳、または内服中の薬の一覧表および、過去の血液データをできる限りお持ちください。
- レントゲン・CTなどの画像を持参される場合は、フィルムよりもディスク(CD)でお持ちください。
重複した無駄な検査を省くことができます。
診察内容
- 診断・治療が適切かどうか。
- ほかにどういった治療の選択肢があるのか。
私たちの意見を率直にお伝えします。
費用
セカンドオピニオンにともなう特別料金の徴収はありません。
通常の初診と同様の保険診療になります。
リウマチは治るのか
関節リウマチの治療は、10年以上前と比べると天と地ほども違ってきています。
治療が後手に回らないように先手を打っていくと、驚くほど良くなる病気です。
我慢することを止め、痛みがないことが人間の普通の状態であることを改めて思い返してみてください。
セカンドオピニオンの
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または、電話予約:03-6421-2567(診療時間内)
その他、メールのご相談も受付しています。
- リウマチ専門医にずっと通院していますが、じわじわと変形が進んでいるようです。CRPが低い(0.5以下)ので、先生からは良くなってよかったねと言われている。しかし、自分としてはまだかなり痛みがあり生活に支障が大きい。 血液検査の数字が低いので、あなたはこれだけ良くなれば十分だと言われてしまい、それ以上の治療をしてもらえないのですが。
- 旧来のリウマチの治療レベルではCRPが0.5以下であれば上出来という感覚があり、いまだにそれで満足してしまうケースも多いようです。 私たちは痛み・腫れをほぼゼロにすること(すなわち臨床的寛解)がリウマチ医としての使命と考えています。 CRPが正常範囲でも炎症性の痛みや腫れが続く限り、治療が不十分だと考えます。 逆に、数字がひどく高い割にあまり痛がらない人なども、ときにみられます。血液データはあくまでも目安に過ぎないことを忘れてはいけません。
- 仕事が忙しく、度々通院するのは負担です。適正な通院間隔はどのくらいなのでしょうか?
- 薬剤の副作用や合併症を安全に管理できて、負担にならない通院頻度の標準は、リウマチ安定期の場合、通院は2~4カ月に1回、採血は3~4カ月に1回というところです。 途中で風邪症状などの訴えがあった場合には、こじらせて肺炎になるのが怖いので、遠慮なく早めに受診してもらいます。